2025年7月7日月曜日

美作千代駅(姫新線)

姫新線では岩山駅と並ぶ珠玉の木造駅舎、美作千代(みまさかせんだい)駅です。


美しい押縁下見板の建物に、耳付きの板材で作られた趣のある駅名標が掲げられています。入口脇のポストは、四角い普通のポストから丸ポストに交換されたそうです。

1912年(大正12年)の開業時からの駅舎です。

作備線津山-美作追分開通時に設置された駅です。

1984年に無人化されましたが、駅舎は大切に維持されています。

所在地は岡山県津山市領家、津山から新見に向かって2駅目です。

駅の標高は海抜124メートルでした。

駅舎の下り方に95km1/2ポストがありました。

窓はアルミサッシに交換されていますが、素晴らしい木造駅舎です。

改札口です。

1日の乗車人員は50名に満たない様です。

遠くの一番高い山がおそらく矢倉山です。美作千代駅から7km少々あります。

下り方向の隣駅、坪井駅までは2.7kmです。下り列車は平日と土曜日は中国勝山行きと新見行きがそれぞれ6本ずつ、休日は中国勝山行き5本と新見行きが6本で、いずれも朝一番の中国勝山行きは快速になり、美作千代を出ると途中、坪井・美作落合・久世に停車します。

姫新線の路線カラーは朱色だそうですが、こちらの駅名標は普通のJR西日本の青です。

院庄・津山方向です。上り列車はすべて津山行きで平日と土曜日は12本のうち20時台の1本だけが快速で、美作千代の次は終点津山です。日曜日は快速はなくて津山行き11本でした。

駅正面を見たところです。

駅前には植込みがあります。

駅舎に向かって右側にあるトイレです。壁に描かれているのは地域のキャラクター久米仙人だそうです。

割と規模の大きな自転車置き場です。

駅の所在地は岡山県津山市中北下(なかきたしも)でした。