2020年7月13日月曜日

小出-只見(只見線)車窓 各駅停車

小出-只見間の車窓です。1983年に発行された小学館の”国鉄全線各駅停車②東北530駅”を引っ張り出してきて、そこに掲載されている駅舎の写真と見比べてみました。

小出駅只見線ホームです。

出発信号機が青になりました。まずは藪神まで、3.6kmです。

上越線のホームが途切れる前に只見線は大きく右にカーブし始めます。

出発するとすぐに長い鉄橋で魚野川を渡ります。すぐ下流で右手から破間川が合流しています。

遠くに見えるのは守門岳だと思います。

藪神駅です。”薮”でなくて”藪”なのはさっき気付きました。現在はログハウス風になっていますが、1983年当時は魚沼田中駅同様の木造トタン張りでした。

越後広瀬までは2.1kmです。

間もなく越後広瀬駅です。

1983年当時は大白川や入広瀬とよく似たデザインの木造モルタル塗りの駅舎でした。この越後広瀬のみ、おそらく当時の駅舎のままですが、事務所部分が切り詰められて長さが半分弱になり、外観もかなり改装されている様です。

列車は更に進みます。魚沼田中までは2.5kmです。

魚沼田中駅です。”国鉄全線各駅停車”の写真はホームと駅名標しか写っていなかったのですが、おそらく待合室は当時のままだと思います。

越後須原までは3.9km。水が張られた田んぼに映る木々のシルエットが良い感じです。

越後須原駅に着きました。駅舎は当時から今と同じものでした。駅舎とホームの間に上り線と貨物側線がありました。

列車は更に進みます。

上条駅、標高194mです。当時の写真を見ると待合室はもう少し幅の狭い魚沼田中同様の建物なので、建て替えられているのだと思います。

次の入広瀬まで3.1kmです。標高差は31mあります。この辺りから少し山間に入って行きます。

素晴らしい風景が続きます。只見線全通の日には、窓が開く観光列車が走ると良いと思っています。

入広瀬駅、標高222mです。1983年当時は、越後広瀬駅とほぼ同形で左右を逆にした木造モルタル塗りの駅舎でした(入広瀬は正面から見て左に入口と待合室、越後広瀬は右に入口と待合室)。


1988年に今の雪国観光会館との合築駅舎に建て替えられたそうですが、ホーム上の待合室はおそらく当時のままだと思います。

大白川までは6.4kmです。

入広瀬駅から3.2kmの位置には柿の木駅がありました。1983年当時は臨時乗降場でしたが、通年列車が停まっていたそうです。

その後、1987年の民営化の際に駅に昇格したものの、2013年に臨時駅化されて定期列車が止まらなくなり、2015年に廃止されたそうです。

国道252号線に長いロックシェッドがありました。

間もなく大白川駅です。

1983年当時の木造モルタル塗り駅舎は1988年、現在の入広瀬自然活用センターとの合築駅舎に建て替えられたそうです。

国鉄急行色2両編成の臨時列車が停車中でした。

只見駅までは20.8kmあります。大白川を出るとすぐに国道252号線と共に破間川を渡ります。

その後は末沢川沿いに六十里越トンネルに向けて高度を上げて行きます。

六十里越トンネル、田子倉トンネル、赤沢トンネルを抜けると只見スキー場が見えます。

只見駅からすぐのところにある、赤い屋根の瀧神社です。

只見駅に到着しました。

帰りの只見-小出間、往路と反対側の車窓もあります。⇒只見-小出間 車窓