天気の良い日曜日の午後、今更ですが、西武安比奈線跡を初めて散歩して見る事にしました。
駅を出てすぐのところに線路が残っていました。踏切部分は権利関係等で簡単に撤去出来ないのかも知れません。
その先しばらくは線路跡に外された2本のレールが置いてありました。
国道16号線との交差地点です。
その先は線路が残っていました。
但し線路はかなり歪んでいます。
駅を出る時は晴れていたのですが、太陽が雲に隠れてしまった様です。
1963年に休止となってから60年、線路が残っているだけでも不思議です。
1987年に発表された西武新宿-上石神井間複々線化計画に合わせて、終点安比奈に車両基地を建設するアイデアがあった他、旅客線化するプランもあった様です。
しかしながら2017年5月末で正式に廃止されました。
線路が残っているものの、復活の可能性はゼロになりました。
比較的後年まで残っていた架線柱は完全に撤去されました。
単行のディーゼルカーが走ってきて欲しい風景です。
これまでここを訪ねて来たファンは数千人ではきかないかも知れません。
自分も人々に遅れる事云十年、安比奈線跡に来る事が出来ました。
鈴木写真変電所様のHPを見ると、安比奈駅周辺でED14が無蓋貨車を牽く姿やコッペルの廃車体が並ぶ姿を拝見する事が出来ます。
こちらの橋は木製の欄干が付いて遊歩道として整備されている様に見えますが、現在は立ち入り禁止です。
八瀬大橋に向かう県道で廃線跡は一旦途切れます。
そしてその先に線路跡はありませんが、線路跡は木杭と鉄線で塞がれていました。
SKマテリアル、旧西武建材の事業所がありました。
近くに入間川を渡る水道橋がありました。
やっと日が差してきました。
辺りは広い耕地が広がります。
そろそろ日が暮れる時間です。
遠くに富士山が見えました。
鉄塔の上に月が見えます。
その後、農地と住宅街をかなり歩いてやっと国道16号線に出ました。歩いた距離は約8km、所要時間2時間半の散歩でした。
新狭山駅に着いた頃にはすっかり夜になっていました。