姫新線では岩山駅と並ぶ珠玉の木造駅舎、美作千代(みまさかせんだい)駅です。
美しい押縁下見板の建物に、耳付きの板材で作られた趣のある駅名標が掲げられています。入口脇のポストは、四角い普通のポストから丸ポストに交換されたそうです。
1912年(大正12年)の開業時からの駅舎です。
作備線津山-美作追分開通時に設置された駅です。
1984年に無人化されましたが、駅舎は大切に維持されています。
所在地は岡山県津山市領家、津山から新見に向かって2駅目です。
駅の標高は海抜124メートルでした。
駅舎の下り方に95km1/2ポストがありました。
窓はアルミサッシに交換されていますが、素晴らしい木造駅舎です。
改札口です。
1日の乗車人員は50名に満たない様です。
遠くの一番高い山がおそらく矢倉山です。美作千代駅から7km少々あります。
下り方向の隣駅、坪井駅までは2.7kmです。下り列車は平日と土曜日は中国勝山行きと新見行きがそれぞれ6本ずつ、休日は中国勝山行き5本と新見行きが6本で、いずれも朝一番の中国勝山行きは快速になり、美作千代を出ると途中、坪井・美作落合・久世に停車します。
姫新線の路線カラーは朱色だそうですが、こちらの駅名標は普通のJR西日本の青です。
院庄・津山方向です。上り列車はすべて津山行きで平日と土曜日は12本のうち20時台の1本だけが快速で、美作千代の次は終点津山です。日曜日は快速はなくて津山行き11本でした。
駅正面を見たところです。
駅前には植込みがあります。
駅舎に向かって右側にあるトイレです。壁に描かれているのは地域のキャラクター久米仙人だそうです。
割と規模の大きな自転車置き場です。
駅の所在地は岡山県津山市中北下(なかきたしも)でした。