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2025年3月27日木曜日

市振駅(トキ鉄日本海ひすいライン)


 新潟県最西端の駅、市振駅です。標高8.3メートルです。

えちごトキめき鉄道とあいの風とやま鉄道の境界駅ですが、えちごトキめき鉄道のディーゼルカーはすべて泊まで行きます。

但し、土休日運転のえちごトキめき鉄道観光急行は当駅止まりで折り返し普通列車直江津行きになります。また夕方の金沢発糸魚川行きと翌朝の糸魚川発金沢行きの1往復はあいの風とやま鉄道の電車で運転されているそうです。

素敵な木造駅舎と煉瓦作りのランプ小屋があります。


駅本屋と共に国登録有形文化財です。

ランプ小屋と共に1908年(明治41年)築の登録有形文化財市振駅本屋です。2023年に登録されました。ちなみにこの区間の開業よりも4年前に駅舎が建てられているのは、親不知トンネルの工事起点だったからだそうです。

ホームから海までは20メートル位でしょうか。正面の石塔はお墓みたいでドキっとしますが、コンクリート製のおそらく港湾関係のなにかです。

夕日に対して正面がやや影になりますが、とても素敵な駅舎でした。


モノトーンに近い駅舎入口に赤い郵便ポストが良い感じです。

木製の駅名標です。

登録有形文化財プレートです。

毎年、建て替えられてしまう木造駅舎も多いですが、100年以上経っても健在な駅舎がまだまだ残っているのは素晴らしい事です。

国道8号線です。地図を見るとこの先に市振漁港と市振の市街地、そして市振海水浴場がありました。

富山方向です。県境の境川までは1.5kmもありません。

地下道入口かと思ったら自転車置き場でした。

裏山です。

駅前に駐在所がありました。

ホームに戻ります。

防波、防雪フェンスでしょうか。これが無ければホームから日本海を見渡す事が出来たのでしょうが、列車の安全運行の為に必要だったのでしょう。

糸魚川方向です。

無人化されたのは1985年だそうです。もう40年前の事でした。

思っていた通りの素晴らしい駅でした。この日は糸魚川まで戻って一泊しました。


2025年3月20日木曜日

浦本駅(トキ鉄日本海ひすいライン)

 浦本(うらもと)駅です。

前日に糸魚川駅の窓口で購入しておいたえちごツーデーパスを使って、1日目は日本海ひすいラインと妙高はねうまライン、2日目は上越線・只見線の駅巡りをしました。

糸魚川を直江津行きに乗って出発し、最初に降り立ったのは浦本駅です。

この浦本から有間川までの間は1969年に複線電化のトンネル新線に切り替えられましたが、今でも左に逸れて海沿いの断崖を走る旧線の面影があります。

上り糸魚川・市振・泊方面行きホームの待合室です。

下り直江津方面行きホームの待合室です。

ホームから階段を下りたところに駅本屋があります。

朝早くてホームから駅舎はまだ山の影になっていますが、国道8号線から海岸にかけては日が当たっています。

良い感じの木造家屋がありました。

糸魚川寄りに少し行ったところには浦本漁港があります。

浦本駅の標高は7.2メートルです。

シンプルで良い形の木造駅舎ですが、1970年に荷物取り扱いを廃止し、無人駅になったそうです。

線路は駅よりも大分高い場所にあり、直江津方面ホームへは正面の階段を登り、糸魚川方面ホームには左手からぐるっと地下道を通って行きます。

1949年12月に仮乗降場として開業し、1950年1月に旅客駅になったそうです。

糸魚川方面ホームに向かう地下道です。

こちらは階段はなくてスロープです。荷物扱いがあった頃には上り糸魚川方面行き列車でのみ取り扱いを行っていたのかも知れません。

高い場所にあるので、上りホームからも海が見えます。

糸魚川方向です。

直江津方面行き待合室です。

糸魚川方向の線路のカーブと起伏がとても良い感じです。様々な列車が駆け抜けてきた事でしょう。

そろそろ泊行きのディーゼルカーが来る時間です。朝のうちは列車本数が多いので、乗り放題のツーデーパスを生かして行ったり来たりすると効率的に駅巡りが出来ます。

やって来ました。これに乗って梶屋敷まで行きました。


2025年3月16日日曜日

櫟本駅(桜井線)

 櫟本(いちのもと)駅です。”櫟”の字は初めて見ましたが”イチイ”あるいは”クヌギ”の異字だそうです。地名は天狗の住む大きなイチイの木があったという伝説によるとWikipediaに書かれていました。

奈良駅から3駅目7.3km。桜井方向の次の駅は天理です。

朝のラッシュ時に運転される221系電車同士が交換します。手前側が王寺行き、向こう側が奈良行きです。

出発して行きました。

対向式ホーム2面2線の駅です。

駅の標高は海抜65メートルです。

さいきの駅舎訪問ブログを拝見するとこの駅舎は1898年の開業時からのものだそうです。

こちらの古い跨線橋は昔、天皇陛下が天皇家ゆかりの地を訪れた際にかけられたという言い伝えがあると、駅前の学童交通誘導員の方が教えてくれました。

以前は差し掛け部分が青かった頃がある様ですが、今は落ち着いたグレーです。

125年以上前の建物ですが、きれいに整備されています。

天理方の踏切から見たところです。

駅に戻ってきました。

跨線橋脇のトイレです。

跨線橋から天理方向です。

帯解・奈良方向です。

素晴らしい駅でした。この後、電車に乗って奈良駅に向かいました。