吉野口(よしのぐち)駅です。JR西日本が管轄している近鉄との共同使用駅です。
1896年開業時からの駅舎です。駅の標高は109メートルでした。
横の自転車置き場のところに新しいトイレがありました。
駅舎側の1・2番線は近鉄のホームです。吉野方向を見たところです。
橿原神宮前方向です。吉野線は狭軌で特急・急行は南大阪線に直通しています。
近鉄ホームも駅名標はJR西日本仕様ですが、近鉄の駅ナンバーが表示されていました。
2・3番線ホーム、4・5番線ホームには地下通路を通って行きます。
2・3番線から駅本屋を見たところです。2018年までこのホーム上の売店で、奈良県内では唯一の駅弁販売が行われていたそうです。
和歌山線下り3番線から上り4・5番線ホームを見たところです。その昔は京都-白浜間と名古屋-新宮間の急行しらはまが和歌山線内を走っていました。
五条・橋本方向です。
駅の裏手には採石場がありました。
2番線の吉野寄りには入換信号機と留置線があり、1番線側には保線用の側線がありました。
吉野線上りの黒い観光電車が来ました。
よく見たら濃紺でした。2016年登場の16200系「青い交響曲(シンフォニー)」です。通勤型電車を大改造し、1・3号車は2+1列シートの座席車、2号車はラウンジ車の豪華特急電車です。
大阪阿倍野橋まで吉野から77~79分、吉野口からは51~52分の所要時間です。
和歌山線は6時台3本、7~9時台毎時2本、それ以外は毎時1本と列車本数が少ないのに比べて、吉野線は特急・急行列車を含めて7時台と16時台は毎時4本、それ以外も毎時3本走っており、かなり差があります(いずれも上り列車)。
駅前の商店はもう営業していない様です。
古い建物を飲食店に改装中です。
奈良県内の地理や鉄道路線は不慣れなのですが、後からネット上でじっくり振り返りながら調べてみると、なかなか興味深い山間の乗り換え駅でした。