土樽(つちたる)駅です。以前、関越自動車道から木造駅舎を見かけた事があり、いつか来てみたいと思っていました。
上下共にそれぞれ平日5本、土休日6本しか列車がありません。越後湯沢から休日朝から4本目の上り水上行きに乗り、12:32に土樽到着です。
この後、13:49発の長岡行きで石打に向かうまで、約1時間20分の滞在時間です。
元々内側2線の通過線の外側に対向式ホームに面した待避線がある構造だったので、支間の長い跨線橋が残っていました。
2008年に3週間程かけて待避線を撤去して新しいプラットホームを設置し、その期間はバス・タクシーで代行輸送を行ったそうです。
待避線撤去時に新しく設置された、ゴツいホーム上屋です。
無人駅でデータはないそうですが、利用客は相当少なそうです。
越後中里方面です。
当初は土樽信号所として開設され、スキー客向け臨時停車等が行われた後、1941年に旅客駅に昇格。1941年から1965年までは貨物扱いも行われていたそうです。
駅の標高は海抜599メートルでした。
ここまで車で来てから電車に乗る人はいなそうですが、何故か駅前に乗用車が停まっていました。登山目的の人々でしょうか。
駅前は関越道があるだけです。地図を見てもその向こう側に民家はなさそうです。
駅前の反対側は行き止まりになっていました。
駅入口です。左側の上屋に置いてあるのはちょっと大型の除雪機です。
土樽駅が無人化されたのは1985年でした。
鉄道写真やサボ、行先方向幕が展示されています。登山客以外は鉄道好きの人しか来ないのでしょう。
近くにJR東日本の土樽変電所があります。
土樽駅と清水トンネルの近代化産業遺産プレートがありました。
保線関係の詰所(跡)でしょうか。
線路はすっかり草で覆われており、転轍機も現役ではなさそうです。
建物から線路へ直角にレールが伸びています。
小説”雪国”の冒頭に出てくる信号所は土樽であったという文学碑が建っていました。
跨線橋から駅舎を見たところです。
もうかなり飽きてきたのですが、あちらこちらの写真を撮る以外にやる事がありません。
そろそろ下り長岡行きが来る時間です。
北の方には青空が覗いていました。