新城から本長篠に向かって3駅目、三河東郷(みかわとうごう)駅です。標高は66メートルでした。駅舎前面の縦横に組まれた丸太は、長篠の戦いで織田信長が考案した馬防柵をデザインしたものだそうです。
島式ホーム1面2線の駅です。”三河東郷駅”で画像検索すると、似たようなアングルで流電クモハ52同志が交換する貴重な画像を拝見する事が出来ます。ホームが狭いので、他に撮り様がありません。
大海・本長篠方向です。飯田線南部には、アングルと帯材をリベットで組んだ豊川鉄道時代からの古い架線柱が沢山残っています。
日中午後の飯田線は豊橋ー豊川間が1時間当り4往復。その先新城までは2往復、更に先の本長篠までは1時間に1往復です。下り電車が先に出発して行きました。
駅舎には構内踏切を通って行きます。上り電車出発まで少し時間があります。
茶臼山・新城寄りポイントの下り側分岐は急角度で25km/h制限でした。
クモハ313の青空に浮かぶパンタグラフが良い感じです。
元々は豊川鉄道の川路駅と言ったのが、国有化の際に伊奈電気鉄道にも川路駅があったのでこちらが三河東郷駅に改称されたそうです。駅からすぐの豊鉄バスの停留所名は今でも「川路(三河東郷駅)」です。
近代的なタイプ(と言っても数十年経っていると思いますが)の狭くて短いホーム上屋です。
2006年~2007年に建て替えられた駅舎です。
奇抜でない、駅らしくて好ましいデザインです。
駅前にはログハウス風のトイレがあります。新城病院前からこの後、太海駅前、本長篠駅駅前を通って田口に向かうバスが来ました。豊橋鉄道田口線が全廃されたのは1968年の事でした。