2019年5月5日日曜日

武州原谷駅(秩父鉄道)デキ103

貨物専用の武州原谷(ぶしゅうはらや)駅です。正面に武甲山が見えます。インターネットで調べると石灰石採掘の歴史や日本セメント埼玉工場へのベルトコンベア輸送の事などいろいろと興味深い記事を見る事が出来ました。東京の都心には鉄筋コンクリートのビルが山の様に沢山建てられていますが、武甲山の原料で作られたセメントもかなり使われているのでしょう。

初めて来ました。ひょっとしてタキ1900とかが見られるのかと思っていましたが、そんなものはとっくの昔になくなっていた様です。今は23km先の叶山鉱山からベルトコンベアでここまで運ばれてきた石灰石を貨車で太平洋セメント熊谷工場に出荷しているだけだそうです。

かつて隣の大野原駅から石灰石列車がセメント工場2階に乗り入れていた高架の引き込み線跡が残っていました。

道路上の橋は撤去されています。こちら側は工場側です。

構内には廃貨車が何台も見えました。良く見ると手前の庫の中にはディーゼル機関車が停まっています。

側線へのポイントからお尻だけを出した様な感じでヲキとヲキフを連ねた列車が停まっています。

線路沿いの道を通って近くに向かいます。

振り返って武甲山を見たところです。山肌は削られても素晴らしいシルエットです。

貨車は石灰石満載です。

やがて推進運転で動き始めました。

貨物列車と電気機関車をこのディーゼル機関車が途中まで後押しして来ると、走りながら開放しました。

デキ103です。

1954年製。今年で65歳になります。

電車は大部分がステンレス車になってしまいましたが、駅や貨物列車はとても魅力的です。

カマボコ屋根の信号所がありました。

通運会社の奥の方に廃貨車を見つけました。

長瀞寄りの踏切にて、熊谷行きロウバイ号です。

後ろ姿です。ちょっと遠すぎました。