2020年2月24日月曜日

武蔵嵐山-小川町(東武東上線)一駅散歩 春

東武東上線も橋上駅舎化が進み、改めて訪問してみたい駅もなかなかありません。そこでいつも電車から「良い車窓風景だなぁ」と思っていた、武蔵嵐山駅から小川町駅までの一駅間を出来るだけ線路に近いところを通って、歩いて見る事にしました。Google Mapの経路検索だと約7.5km1時間半少々ですが、実際はもう少しかかりそうです。

この辺り、元々は菅谷村だったのが、京都の嵐山に似ているという事で付けられた武蔵嵐山という名前が好評で、いつしか嵐山町になったそうです。武蔵嵐山駅の標高は61mでした。

森林公園駅から武蔵嵐山駅までの複線化が2002年、武蔵嵐山駅から3km先の嵐山信号所までの複線化は2005年と比較的近年の事の様です。(と言っても15年前ですが。)元々小川町まで複線化する予定が、八高線との交差部分の工事が大変なので、途中までに変更したそうです。

下り30000系電車が通過しました。元々半蔵門線乗り入れ用の車両だったのが、今では大部分が東上線で活躍しているそうです。

県道296号線菅谷寄居線を進みます。

途中で脇道に入ったところから、なかなか良い風景になって来ます。

「上沼」です。

すぐ脇を東上線が通っています。ちょうど来たのは9000系電車の様です。

道路脇に丸太が積まれています。

 振り返って嵐山町の家々を遠くに見たところです。

良い感じの風景になって来ました。武蔵嵐山駅を出てから30分位ですが、早くも「来て良かった」と思いました。

振り返って見たところです。

8000系4両編成が来ました。この区間で見られると思っていなかったので、うれしい感じです。森林公園検修区から小川町までの回送列車列車の様です。

梅の花が咲き始めています。

良い感じの風景が続きます。

東上線の築堤をくぐりました。

そろそろ来るだろうと思ったら、下り列車がやってきました。30000系です。12時台から14時台を除いては、毎時4本の小川町行き列車が走っています。

ステンレス車体が輝いています。鉄道車両製造から撤退したアルナ工機と富士重工が最後に製造した形式だそうです。

線路際に背の低い梅の木が2本立っていました。

ここからしばらくは国道254号線小川バイパスを進みます。元来た方向を振り返ってみたところです。

ところどころで少しだけ東上線が見えます。

やがて東上線が小川バイパスの下をくぐって行きました。もう単線区間になっています。

小川バイパスから離れて住宅街の中を歩きますが、既に1時間以上経過していました。バス路線があるので、途中はそれを利用しても良さそうです。小川町まではまだまだありました。

ビームがアングルだけの良い感じの単線架線柱です。そろそろ電車が来ればいいなぁ、と思うと

上り列車が来ました。

4両編成位が似合う風景ですが、小川町までの列車は10両編成です。

走り去って行きました。

この辺りから小川町の間が、おそらく東上線の車窓からいい感じの風景が見える区間です。

良い感じの家々が見えます。手前はキャベツ畑の様です。

国道254号線本道に出ました。東上線の築堤が見えます。武蔵嵐山駅を出てからもう1時間40分位経って、大分日が傾いてきました。

立派な民家です。

こちらも素敵なお屋敷です。

立派な倉庫に見える建物は”道の駅おがわまち”です。

田んぼの向こうに東上線の築堤が見渡せる区間に来ました。次の列車が来るまで、ずっと待とうと思いました。

と思ったらすぐに来ました。手前の畑が暗すぎる気もしますが、10両編成が上手く撮れました。充分満足です。

車体が光り過ぎですが、カラスが友情出演?してくれました。

槻川(正面)と兜川(右)が合流する地点です。

川を渡る荷物用のロープウェイ?がありました。昔、岩手県の国道106号線を走るバスから、閉伊川を跨いでこれと似たものが実際に使われている様子を見かけた事がありますが、東京からそれほど遠くない、埼玉の小川町にあるとは思いませんでした。今も使われているのでしょうか。

架線柱も電柱もない、JR八高線の築堤がありました。

結構古そうな、ガーダー橋をくぐってから振り返ったところです。

まさか来ると思っていなかった、八高線の列車が来ました。どうしょうもない位置ですが、なんとかカメラに収める事が出来ました。

更に歩いてやっと小川町駅に着きました。標高92m。武蔵嵐山駅から約30m登っています。所要時間は約2時間20分、マピオン地図キョリ測で調べるとほぼ8kmでした。