水道橋架道橋です。中央快速線の白山通りの上から水道橋駅中程まで続く、8連のプレートガーダー橋です。下り快速電車が通り過ぎます。
下り緩行線電車が来ました。
続いて上り快速電車が来ましたが、この先、御茶ノ水駅までの間に緩行線上下線をくぐって一番神田川沿いに出るトンネルに入る為に、すでに下り勾配に入っています。
ちょっと橋の仕組みがどうなっているのか、見てみる事にしました。
一番お茶の水寄りの1番橋梁です。
快速上り線だけ既に下り勾配に入っている為、橋げたに段差がつけられています。
水道橋側からお茶の水側に向かってごく僅かですが、徐々に段差が深くなってゆきます。
ガード下には飲食店がありました。
まず誰も気づかないと思いますが、盛り土の高架線からどうやって作り変えたのか、設計も施工も凄い技術だと思います。1971年に白山通り拡販の際に設けられた1番橋梁のみボルト止めで組み立てられていますが、1933年に出来たそれ以外の2番から8番橋梁まではリベット止めです。
2番からは橋脚一体型のゴツイ鉄橋になります。
こちらが3番です。
4番です。
90年前も前に作られた構造物です。完成以来、通過した列車ののべ重量はどれ位でしょうか。見当もつきません。
5番です。6番です。ちょっと惰性になっています。
やっと7番まで来ました。
そして8番です。
8番の下から見たところです。
ちなみにこちら、緩行線側の華奢な橋脚の鉄橋の方が古い1904年製だそうですが、名称は”新水道橋架道橋”というそうです。
こんな細い鉄骨で鉄橋を支え続けてもう120年です。