夜の八王子駅3番線です。貨物列車に珍しい貨車が連結されていました。全検の為に川崎貨物駅に回送される途中の矢橋工業ホキ2000です。2011年先行試作車製作。2012年から15年まで生産された後、2022年にも増備されたそうです。
写真のホキ2000-18は2014年製造。1985年以降に製造された貨車の検査周期は5年なので、2回目の全般検査です。中央西線、中央東線経由の回送なのは、東海道本線貨物列車の最高速度や編成両数の都合でしょうか。
改めて調べてみるとホキ2000を使用した石灰石輸送列車は、西濃鉄道市橋線乙女坂駅から名古屋臨海鉄道の東港駅を経て名古屋南貨物駅から専用線で日本製鉄名古屋製作所まで1日3往復運転されていました。
ホキ2000は95km/hでの走行が可能なものの、残存しているホキ9500と混用されている為に列車の最高速度は75km/hに抑えられているそうです。
その次に連結されていたのは黒いタキ43000でした。
車番から頭に1や2が付かない車番から見ておそらく1974年製、50年選手です。
東亜燃料側入と書いてありますが、合併して会社としてはエネオスだそうです。
その次は転籍で発生した、日本石油輸送色の日本オイルターミナル所属車です。
ところで八王子駅入換用のHD300ですが、検査時には電機に牽かれて無動力回送されるそうですが、普段の給油はどうしているのか気になります。燃料タンク容量が1600リットルあるので、検査毎で大丈夫なのかも知れませんが。