高野口(こうやぐち)駅です。1901年に名倉駅として開業後、1903年に高野口駅に改称。現在の駅舎は1912年に改築されたものだそうです。高野山への玄関口として開業当初は非常に賑わったものの、1925年に南海線が高野山(現高野下)まで延伸すると衰退してしまったそうです。
橋本方向です。駅は対向式ホーム2面2線です。Wikipediaに掲載されている明治末期写真を見ると当時は橋本方に跨線橋があり、上りホームの外側には側線が何本かあって貨車が停まっていました。
上りホームの上屋です。駅の標高は80メートルでした。
和歌山方向です。
駅舎には木枠の窓が残っています。
ところでこの時は特徴ある妻入りの出入口が可動式のフェンスで閉鎖されていました。
まさか解体準備かと心配しましたが、
おそらく天井の張替修繕だと思います。
こちらの出入口はきれいに復元修理してありました。
駅前の重要文化財、木造3階建ての旧旅館葛城館です。2024年3月からカフェとして営業しているそうです。
駅前トイレです。