安房小湊(あわこみなと)駅です。鯛の浦で有名な内浦湾からすぐのこの辺りは海抜6mでした。
一時期は周辺の内房線の駅と同じ様に屋根が水色に塗られていた事があった様です。やはり赤茶色や灰色の方が落ち着いて良い感じです。
3番線には土日に運転される”新宿わかしお号”が安房鴨川から回送されて、留置されていました。この255系も登場から25年以上経ちました。
安房鴨川方はトンネルになっています。
まもなく特急列車が来るので、上りホームに人影が見えてきました。内浦湾沿いには大きなホテルがあるので、東京方面に帰るお客さんがいるのでしょう。
跨線橋から勝浦方向を見たところです。歴史が違っていたら、左手遠方からカーブを描いて小湊鐵道が乗り入れて来ていたのでしょう。きっと255系が停まっている左側に小湊鐵道の4両編成分位の長さの島式ホームがあって、更にその外側に1-2本の側線があったのだろうかと想像を膨らませてしまいます。
駅舎はきれいに整備されていました。
上りわかしお号の到着です。ちょっとピンボケです。
下りわかしお号も来て、小さな駅に特急列車が3本並びました。
下りわかしお号、E257系です。いつもいつも同じ事を思うのですが、貫通路の液晶表示機が旧型国電のサボ受けに見えてしまいます。
やがて上下とも特急列車が出発して行きました。
静かな駅に戻りました。
255系電車の向こう側から、特急列車に接続した小湊鐵道の2両編成のディーゼルカーが出発して行く光景を想像してしまいます。