青部(あおべ)駅です。金谷起点36.1km、海抜264メートル、大井川本線の終点千頭まではあと2駅、3.4kmです。
ホーロー引きではありませんが、紺地に白文字の駅名標が良い感じです。
駅舎から少し離れた場所に1面1線のホームがあります。
駅舎からホームへはこの第4種踏切を渡ってから向かいますが、おそらく随分前から無人化されている様ですので、利用客は駅舎に立ち寄るまでもなさそうです。
千頭方です。駅の周囲は何もありませんが、画面右手の先の方には茶畑や民家があり、左手に見える山裾には大井川が流れています。この時は家山-千頭間が運休中だったので、レールの表面が黄色く錆びています。
駿河徳山・金谷方です。線路は正面のトンネル内部で左に大きく曲線を描いています。
駅舎の裏手にある建物は駅員用の官舎でしょうか。
待合室の裏手には桜の大木があります。
1931年4月に青部仮駅(駿河徳山からキロ程1.9km)として貸切貨物営業のみ開始し、同年12月に千頭駅までの営業開始時に現在の青部駅(駿河徳山からキロ程2km)が設置されたそうですので、この駿河徳山方に残っている小さなプラットホーム跡が仮駅と関係あるかも知れません。
旅客ホームは1面1線のみですが、駅本屋脇には側線が1本通っていた雰囲気です。ネット検索すると、駅舎の手前側には以前は倉庫があった様です。
Wikipediaによれば、2019年の乗車人員は1日当り5人だったそうです。
砂の器や裸の大将放浪記他、映画やドラマのロケ地として使われた事があるそうです。