大田区入新井西公園に保存されているC5766を見に行きました。大森駅から割と近い場所です。
とてもきれいな状態で保存されています。2023年に再塗装されたそうです。
リンク類や配管が複雑な従台車周りです。なんの配管か分かりませんが、銅色のパイプもまるで現役の雰囲気です。
炭水車ヘッドライトはシールドビーム、テールランプは埋め込み式でした。
静態保存車はもう動かない車両なのでちょっと寂しいのですが、こちらは今も圧縮空気を使って1日2回、ローラー台の上で動輪が回転するそうです。
火室がレンガ色に塗られていました。火室内部の温度は1400~1500℃まで上昇するそうです。
C57 3次型までの除煙板前方は斜め45°に切り取られていません。
国内には多数の蒸気機関車が保存されており、C57は動態保存機が2両、静態保存機は30両あるそうです。
この66号機は1974年からこの場所に保存され、今年で50年になります。
形式図がありました。
駆動装置説明板です。50年間も動輪が動く様に整備され続けているのは、すごい事だと思います。
手前の黒い箱が蒸気発生装置です。写真を撮るのにちょっとだけ邪魔です。
1日2回、動輪が回ります。「あまり速く回転させてピストン等が摩耗すると、今後は修理が難しくなると国鉄から注意がありました。」と書かれていました。これらの看板類も50年前からのものなのでしょう。
隣には小型の消防車が保存・展示されていました。