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2025年6月7日土曜日

曽根駅(山陽本線)

 山陽本線 曽根(そね)駅です。起点の神戸駅から46.4km、加古川駅から西に2駅目です。

上り普通列車野洲行きです。調べてみると播州赤穂始発で西明石から快速列車になり、野洲まで3時間半かけて走る列車でした。

構内は2面3線の中線が撤去されて上り1番線と下り3番線のみの駅になっています。

姫路方向です。

1888年に山陽鉄道の阿弥陀駅として開業。1902年に曽根駅に改称され1906年に国有化されました。国有化の前後に2回程、駅の位置が変更されているそうです。

駅前左手です。

右手です。

現在の駅舎は1927年(昭和2年)に建てられたものです。所在地は兵庫県高砂市阿弥陀、海抜4メートルでした。


列車本数は1時間当り朝4-6本、日中2本、夕方4本、夜3本といったところです。

駅は姫路に向かって半径500メートルの曲線になっており、通過列車は100km/hの速度制限を受けるそうです。

跨線橋からひめじ別所・姫路方向を見たところです。

3番線ホームから駅舎を見たところです。

宝殿・加古川方向です。


2025年5月8日木曜日

小滝駅(大糸線)

 糸魚川11:55発ー小滝12:18到着予定の大糸線増発バスでやってきました。


国道148号線が大正橋で姫川を渡るとバスは黒部川電力姫川第六発電所入口近くの少しだけ路肩が広い、何も無いところに停車します。

他にもう2人程、小滝で降りた人がいましたが、進行方向反対側に歩いて行きました。地図をみると大正橋の300メートル程下流で左岸から姫川に合流する小滝川沿いに集落がある様です。

発電所の向こう側に大糸線の第3下姫川橋りょうが大きな弧を描いています。

端に白線が引かれただけの国道148号線を進行方向に向かって少し歩くと、トンネルに入る手前に小滝駅に向かう脇道がありました。

1935年築のこぢんまりとした良い駅舎です。Wikipediaにある2017年の写真と比べるとトタン屋根がきれいに塗り直されています。

小滝駅の標高は134メートルです。入口の駅名標です。


1935年(昭和10年)に根知-小滝間が開業してから、1957年(昭和32年)に中土ー小滝間が開業して大糸線が全通するまでの間、小滝駅は北線の終着駅でした。

発電所関係の設備でしょうか。真新しい謎の構造物があります。

ホームに向かう通路には撤去された線路のレールの一部が残っていました。

無人化されたのは1985年です。駅の周りに民家はなく、過去20年近くずっと、1日の平均乗車人員は2名程でした。

根知・糸魚川方向です。交換設備が撤去されたのは2007年の事でした。

平岩・南小谷方向です。

1981年までは貨物扱いも行われていました。

2022年に運転開始した、新姫川第6発電所です。

構内中ほどの雑草に覆われた謎のコンクリート製の柱がありますが、索道の基部の跡かなにかでしょうか。

12:44発の糸魚川行きのディーゼルカーが来ました。滞在時間25分程度、小滝駅は秘境駅とも言われるそうですが、良い乗り継ぎです。

この列車で頚城大野まで行きます。


2025年4月12日土曜日

吉野口駅(和歌山線・近鉄吉野線)

 吉野口(よしのぐち)駅です。JR西日本が管轄している近鉄との共同使用駅です。

1896年開業時からの駅舎です。駅の標高は109メートルでした。

横の自転車置き場のところに新しいトイレがありました。

駅舎側の1・2番線は近鉄のホームです。吉野方向を見たところです。

橿原神宮前方向です。吉野線は狭軌で特急・急行は南大阪線に直通しています。

近鉄ホームも駅名標はJR西日本仕様ですが、近鉄の駅ナンバーが表示されていました。

2・3番線ホーム、4・5番線ホームには地下通路を通って行きます。

2・3番線から駅本屋を見たところです。2018年までこのホーム上の売店で、奈良県内では唯一の駅弁販売が行われていたそうです。

和歌山線下り3番線から上り4・5番線ホームを見たところです。その昔は京都-白浜間と名古屋-新宮間の急行しらはまが和歌山線内を走っていました。

五条・橋本方向です。

駅の裏手には採石場がありました。

2番線の吉野寄りには入換信号機と留置線があり、1番線側には保線用の側線がありました。

吉野線上りの黒い観光電車が来ました。

よく見たら濃紺でした。2016年登場の16200系「青い交響曲(シンフォニー)」です。通勤型電車を大改造し、1・3号車は2+1列シートの座席車、2号車はラウンジ車の豪華特急電車です。

大阪阿倍野橋まで吉野から77~79分、吉野口からは51~52分の所要時間です。

和歌山線は6時台3本、7~9時台毎時2本、それ以外は毎時1本と列車本数が少ないのに比べて、吉野線は特急・急行列車を含めて7時台と16時台は毎時4本、それ以外も毎時3本走っており、かなり差があります(いずれも上り列車)。

駅前の商店はもう営業していない様です。

古い建物を飲食店に改装中です。

奈良県内の地理や鉄道路線は不慣れなのですが、後からネット上でじっくり振り返りながら調べてみると、なかなか興味深い山間の乗り換え駅でした。