天気の良い日曜日の午後、今更ですが、西武安比奈線跡を初めて散歩して見る事にしました。
駅を出てすぐのところに線路が残っていました。踏切部分は許認可関係か何かで簡単に撤去出来ないのかも知れません。
その先しばらくは外された2本のレールが線路跡に置いてありました。
国道16号線との交差地点です。
その先には線路が残っていました。
但しレールはかなり歪んでいます。
駅を出る時は快晴だったのですが、太陽がちょっと雲に隠れてしまいました。
1987年に発表された西武新宿-上石神井間複々線化計画に合わせて、終点安比奈に車両基地を建設するアイデアがあった他、旅客線化するプランもあった様です。
線路が残っているものの、復活の可能性はゼロになりました。
比較的後年まで残っていた架線柱は完全に撤去されています。
単行のディーゼルカーに走ってきて欲しい風景です。
これまでここを訪ねて来たファンはおそらく数千人ではきかないかも知れません。
自分も人々に遅れる事云十年、やっと安比奈線跡を訪れる事が出来ました。
鈴木写真変電所様のHPを見ると、安比奈駅周辺でED14が無蓋貨車を牽く姿やコッペルの廃車体が並ぶ姿を拝見する事が出来ます。
こちらの橋は木製の欄干が付いて遊歩道として整備されていた様に見えますが、現在は立ち入り禁止です。
八瀬大橋に向かう県道で廃線跡は一旦途切れました。
そしてその先にはもうレールはありませんでしたが、線路跡は木杭と鉄線で塞がれています。
SKマテリアル、旧西武建材の事業所がありました。
近くには入間川を渡る水道橋があります。
辺りは広大な耕地が広がります。
そろそろ日が暮れる時間です。
遠くに富士山が見えました。
鉄塔の上に月が見えます。
その後、農地と住宅街をかなり歩いてやっと国道16号線に出ました。歩いた距離は約8km、所要時間2時間半の散歩でした。
新狭山駅に着いた頃にはすっかり夜になっていました。