岳南江尾(がくなんえのお)駅です。よそ者にはなかなか「えのお」とは読めません。岳南電車、路線長9.2km。起点の吉原駅を含めた10駅目の終着駅です。
8000形で到着しました。吉原駅から岳南江尾駅までは所要時間20~22分です。
島式ホームの反対側には9000形が留置されていました。
1984年までは貨物輸送が行われていたそうで、ホームと駅舎の間隔は以前、側線があった感じです。
ここから沼津まで延伸する計画があって昔はもう少し先まで線路が伸びていたそうですが、今では線路終端部の先に住宅が建っています。
駿河湾の海岸線からは直線距離で2.5km程離れていますが、駅の標高は6メートルです。
駅の北側を東海道新幹線の高架橋が通っています。右手が東京方面です。
1時間当り朝夕は3本、日中は2本の電車が出発しますが、岳南江尾駅の1日の乗車人員は80人程度だそうで、結構少ないです。
よく見たら構内踏切にレールが残っていました。
この時は折り返しまで6分程の停車時間でした。
駅名標の終端側には流れ星の絵が描かれています。
9000形は、グループ会社の富士急行(現富士山麓電気鉄道)から譲渡された元京王5000型です。
8000形は元京王3000型ですが、中間車を改造して運転席を取り付ける際に6000型のワンハンドルマスコンが取り付けられているそうです。
まもなく吉原行きが出発する時間です。