2023年10月25日水曜日

上総松丘駅(久留里線)

 上総松丘(かずさまつおか)駅です。「まつおか」というと”松岡”が一般的な気がしますが、東京の世田谷区や大阪の枚方市にも”松丘”という地名がある様です。

下り列車は久留里駅を出ると急カーブが増えて極端に列車のスピードが落ちますが、勾配はさほどではない様です。標高40メートルの久留里駅から標高56メートルの上総松丘駅までは距離5.7kmで高度差16メートル、平均すると3‰もありませんでした。


上総亀山行きです。終点の上総亀山まであと1駅3.9kmです。

上総松丘で他の降車客はいませんでした。上総亀山に行くお客さんが確かひとり乗っていたと思います。ネット上で輸送密度55人、営業係数19,110円という記事を見ました。

日没にぎりぎり間に合いました。

交換設備があった頃のホーム跡が残っています。

旧駅舎は残念ながら1990年に放火の為に焼失、プレハブ小屋が設置されて10年近く経った後、現在の待合室が出来たそうです。

駅から見て右側の道が国道410号線旧道に向かう駅前通りです。

左側の道は車両通り抜け不可でした。元々はここから上総亀山まで歩いて行くつもりだったのですが、乗ったのが思っていたよりも1本遅い列車で周囲が暗くなってきたので、止めました。

坂を上ったところにある木造の建物と駅前の大木、背景の山々がなかなか良い感じです。かずさアーカイブスというHPで上総亀山駅舎とよく似た旧駅舎の画像を見る事が出来ました。頭の中で旧駅舎に置き換えてみてしまいます。

こちらの松丘ふれあい館・上総松岡駅待合(1999年築)、小櫃駅駅舎(1980年築)、平山駅待合室(1985年築)は君津市の施設です。

狭いホームです。スロープを改修して階段を設置した跡がありました。

ホーム左側の駅舎寄りに貨物側線があったそうですが、貨物営業廃止は遥か昔、1962年です。

交換ホーム跡の当初のホーム長さは30メートル位しかなかった様です。

久留里線は全線、概ね毎時上下列車が1本ずつ走っていますが、17時台と18時台の上り列車は久留里止まりで、木更津へは久留里乗り換えとなります。

先程の上総亀山行きの折り返しが間もなく来る時間です。

木更津行きです。16時台ですが、結構暗くなってきました。

この後、小櫃駅まで行き、安房鴨川発東京行きの高速バスアクシー号で帰りましたが、アクアライン大渋滞で2時間以上かかりました。


久留里-上総亀山間については、やはり廃止の方向に進んでいるのでしょうか。