上総亀山駅です。
久留里から先はカーブが多く、木々の枝が車体に当たる様な緑のトンネルの中を時速40km/h位のゆっくりとした速度で進んでゆきます。
マピオン地図を見ると海抜33メートルの久留里駅から海抜96メートルの上総亀山駅まで距離9.6kmの間に63メートル登っていました。
まだ決まっていませんが、久留里-上総亀山間の廃線は避けられない様です。
ポイントが外されたものの、側線のレールはそのまま残されていました。
上総松丘・久留里方向です。
終端方向です。
小さな階段を下りて駅舎に向かいます。
ローカル線の終着駅に相応しいコンクリート瓦の木造駅舎です。
僅かな人数の乗客が降りていくと辺りはすぐにひと気がなくなりました。
遠くに見えるホームの階段が良い感じです。
20年位前、自動車で房総半島を走っていた際に首都圏色のキハ30を見かけて、ここから木更津まで往復乗車してから、4回目位の訪問になります。
終端側に少し歩いてから振り返ったところです。右手の商店は営業している様でした。
元々の計画ではおそらくここから今の国道465号線に沿った経路で上総中野まで繋がる計画だったのでしょう。
君津市消防団第41分団です。
終端標識と車止めです。
キハ17とかキハ35とかキハ60がホームに停まっている姿を思い浮かべてみます。
これが最後の上総亀山になるかも知れません。
正面の丘はトンネルを掘って貫くつもりだったのかなぁ、と想像してみます。
国道465号線に向かって歩いて行きました。
小櫃川を堰き止めて作られた左右に湾曲した亀山湖を、国道465号線が藤林大橋と亀山大橋で貫いています。
さて次の上総亀山発18:14の列車に乗ると途中久留里乗換で木更津着は19:29ですが、18:08発の千葉駅行きバスに乗ると19:20には蘇我駅に着きます。便利な高速バスに寝返ってしまいました...。
ところで楽しい語感のカピーナ号の名前の由来を検索してみたところ、鴨川の「カ」とピーナッツの「ピーナ」だそうです。なにかすごい名前です。