直江津から糸魚川に向かって1駅目、谷浜(たにはま)駅です。素晴らしい木造駅舎でした。海に近いこの場所は海抜6.2メートルです。
日本海ひすいラインの上り直江津行きディーゼルカーで到着しました。
山側の1番線ホーム上に駅本屋があります。
きれいに整備された木造駅舎の屋根瓦が光っています。
有間川・糸魚川方向です。
駅のすぐ海側を国道8号線が走っています。この辺りの地名は上越市大字長浜です。
国道沿いには民宿が何軒かありました。
線路と国道を跨いだ歩道橋の先に"たにはま海水浴場"があります。
山があって街道沿いの町並みがあって、駅の反対側には海というロケーションです。
直江津方向を見たところです。
きれいに整備された木の柱と白い壁のコントラストが良い感じです。
建物財産標には明治42年(1909年)8月と記載されています。築115年になります。直江津-名立間が信越線の支線として開業したのは明治44年(1911年)7月だそうなので、開業2年前に建てられたものなのかどうか、ちょっと分かりません。
入口にはトキ鉄マーク入りの木製駅名標がありました。
跨線橋は比較的新しそうですが、木造瓦屋根のトイレは、駅舎と同時に建てられたと思われる重厚な作りです。
谷浜-直江津間の複線化が完成して糸魚川-直江津間が直流電化されたのは1969年10月1日でした。それまでは海沿いの旧線をD51が走っていたそうです。
谷浜駅の貨物営業は同日付けで廃止になっていました。
駅前からすぐ先に県道269号線が通っています。国道8号線の旧道だと思われます。
良い感じの家並みです。
県道には頸城自動車バスが直江津の労災病院前から名立のコミュニティプラザまで1日3往復走っていました。
駅前の角にある能鷹田中酒造です。
谷浜郵便局です。
駅に戻ります。車寄せのトタン屋根のペンキを塗り直したら、完璧な木造駅舎の姿です。
駅に戻って上りホームです。2・3番線にはホーム上屋がありません。
1984年2月に荷物取り扱い廃止、同4月に無人化されたそうです。
2番線は架線が撤去されています。線路が錆びていて使われていない様です。
派手なラッピングの直江津行きディーゼルカーが来ました。