入広瀬駅です。1988年に建てられた”雪国観光会館”との合築駅舎です。
夏期の土休日のみ午前中に運転されていた只見行き普通列車です。
通常だと小出発の上り列車は朝5時台の後は昼13時過ぎまでないのですが、観光客向けに9時台に運転されていました。
天気予報は終日曇りでしたが、時折日が差したり曇ったりです。
朱色5号一色塗りはキハ110にもよく似合います。
時代はハイブリッド車や電気式ディーゼルカーの時代ですが、液体式ディーゼルカーがエンジンを唸らせながらゆっくりと加速して行く様はとても魅力的です。
次の大白川まで3.2kmの所要時間は10分でした。
かつては交換可能駅だったそうですが、保守車両用に残されている側線はホームから離れた場所に引き直されています。
側線の終端側には小さな車庫がありました。
車庫の中には雪かき用の保守車両が格納されていました。
本線の向こう側には格好の良い詰所があります。
その右手にある”手仕事手ほどき館”です。各種体験・宿泊の出来る江戸末期の国登録有形文化財だそうです。
駅名標と待合室です。向こうに見える山にはずいぶん高い場所に落石除けがあります。理由があって設置されているのでしょうが、さぞかし作るのに苦労したのではないでしょうか。
ホームに上がるスロープです。
ホーム待合室があります。
小出-大白川間が開業した昭和17年(1942年)からの建物です。
恰好の良い待合室です。
上条・小出方向を見たところです。
改築前の木造駅舎は越後広瀬、入広瀬、大白川共にほぼ同じデザインでしたが、越後広瀬と大白川は入り口が建物正面右側、入広瀬だけが左右を反転した、入り口が建物正面左側にある設計でした。
雪国観光会館は2階建てです。マピオン地図によれば駅の標高は221メートルです。
鉄道関連の展示物もいろいろありました。
正面入口を出たところです。遠くの正方形の建物は”野山の幸資料館”で、食べられる山野草や山菜に関する展示があるそうです。
先ほどの只見行きと大白川で交換して来た小出行きがやってきました。
会津若松を朝一番に出て来た列車です。